キッチンや洗面所の蛇口を自分で交換しようと考えている方おられるのではないでしょうか。
蛇口の寿命は使用頻度や環境にもよりますが、一般的には10年程と言われています。
ちなみに私の家のキッチン蛇口はこんな状態で、、、
ここまで放置されている方はおられないかもしれませんが、
長年の使用で水道の閉まりが悪くなるなどの不具合がある方もおられるのではないでしょうか。
自分でキッチンの蛇口を交換した経験を踏まえ、注意点も含めて紹介したいと思います。
キッチンの蛇口種類
キッチンの蛇口には大きく分けると2種類あります。
- 台付き蛇口(ワンホール,ツーホール)
- 壁付き蛇口
この2種類のどちらかが分かれば、交換方法などはインターネットで調べると自分でも簡単に交換できると思います。我が家では台付きワンホールタイプの蛇口でしたので、その説明をさせていただきます。
準備するもの
蛇口のタイプにより必要な工具は異なりますが、以下の工具があれば自分で交換できます。
- 交換する蛇口
- モンキーレンチ×2本
- ウォーターポンププライヤーor立水栓締付工具
※プライヤーを差し込めない箇所では、立水栓締め付け工具が便利です
※私は立水栓締め付け工具を使用しました - プラスドライバー
- 六角レンチ
※水栓の種類によっては必要 - シールテープ
※水栓や継手の種類によっては必要 - カッター
※古いパッキンがこべりついて取れないときに使用 - 懐中電灯
- バケツ、雑巾(タオル)
DIYや工作が趣味の方は、すべての工具をお持ちかもしれませんが、おそらくほとんどの方は、新しく購入する必要があるかと思います。上記道具は、ホームセンターやネットでも簡単に手に入れることが可能です。
作業手順
手順1 水道の元栓を閉める
水栓交換の作業中に水が噴き出さないように、まず水道の元栓を閉めます。
※シンク下に止水栓がある場合は、止水栓も閉めます。(時計廻りで閉まります)
元栓は給水の大元の栓で、基本的には水道メーターの横に設けられています。
・戸建て:敷地内の地面に埋めこまれており、長方形の蓋で閉じられています。
・集合住宅:玄関脇のパイプシャフト内に設置されています。
※小規模アパートなどでは、建屋外部の地面に埋め込まれていることがあるようです。
手順2 止水栓を閉める
シンクや洗面台下の給水管・給湯管に止水栓があれば、閉めます。私の住まいにはありませんでした。元栓、止水栓を閉めたら、作業対象の水栓(蛇口)に加えて他の水栓も水が止まっていることを確認しましょう。
手順3 既設の配管(ホース)を撤去
シンクや洗面台下の給水管と給湯管につながるホースを取り外します。
取りはずした箇所から既存配管に残っている水が流れ出る可能性があるので、
バケツや雑巾(タオル)を用意しましょう。
手順4 既存の蛇口本体を取り外す
蛇口裏側の固定用ナットを立水栓締付工具で回して外し、既存の蛇口本体を上から引き抜きます。
銅管ホースの場合は、二つの銅管を中央に引き寄せましょう。
手順5 水栓取付穴を掃除
古い蛇口を取り外した後は、水栓取付穴の開口廻りを激落ちくんや古い歯ブラシなどでキレイに掃除しましょう。
手順6 新しい蛇口本体を取り付ける
取付穴の上から蛇口取付用のアダプターを取り付けた後、新しい蛇口本体を差し込んで、ネジで固定します。※水栓の種類によって異なるため、下記は参考として購入された水栓の説明書を確認下さい。
手順7 逆止弁を取りつけて、ホースを接続する
元の給水管に古いパッキンが残っていないこと、新しい逆止弁にパッキンがついていることを確認し、新しい逆止弁を給水管・給湯管に取り付け、ホースを接続する。
手順8 止水栓、元栓を開く
止水栓、元栓を開き(反時計回りで開)、ホースの接続部分や蛇口の設置部分から漏れがないか、水が出るか確認して完了です。
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